学生の方 > 社会で活用されるEQ

理系学生ならびに技術系学生に
EQ/SEQの活用をおすすめします

九州工業大学 工学研究院 基礎化学研究系 量子物理学部門
学長特別補佐・PBL教育推進室長 教授 中尾 基先生

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ものづくり大国である我が国において、イノベーションを引き起こす技術者の卵、理工系大学生に期待することはかなり大きい。現在のものづくりの現状を考慮すると、将来の技術者として必要とされる素養は、従来求められていた専門の深い知識だけではなく、他の理系出身者・文系出身者と円滑に意志疎通が図ることができるコミュニケーション能力、さらには大学までの学ぶ形である受け身型からの脱却(主体性)が必要不可欠である。近年、理工系学部等において、「コミュニケーション能力」や「主体性」を涵養するPBL(プロジェクト学習、課題解決型学習)が強い推進されている。EQ/SEQは、就職採用時にも重視される「コミュニケーション能力」や「主体性」を含む『人間力』を客観的に導出することができるものであり、本学でも様々な場面でSEQを導入している。SEQの活用によって、初年次導入科目により学生意識(モチベーション)が高まる効果や、短期・長期留学によりグルーバルコンピテンシー(国際化対応能力)が向上する効果等が得られており、今後ますます重要なツールとして期待される。