EQ、SEQを知る > EQとは?
EQが提唱された背景
「感情的になってはいけない」「仕事の時は気持ちは押し殺して」など、かつて「感情」は表に出してはいけない、押さえ込んだり無視するべきものとされていました。
そんな中で発表されたのがEQ理論でした。
仕事で成果を上げている人を研究すると、IQのような高い知能を持っているかどうかよりも、感情をうまく扱えるかどうかのほうが、成果に与える影響が大きいことがわかったという内容は、大きな話題を呼びました。
EQは伸ばすことができる
また、「EQは全ての人が本来持っており、訓練すれば伸ばすことができる」という点にも多くの人の支持が集まりました。 EQ理論以降、感情は押さえ込むべきものから、活用すべきものへと認識が変わったのです。
EQとEI
EQは当初「EI~Emotional Intelligence」として提唱されました。「EQ」の呼称が一般に広まったのは、「TIME」誌がEQを特集した際に、「IQ」と対比して「EQ~Emotional intelligence Quotient」としたことが発端です。その後、ダニエル・ゴールマンの著書「EQ こころの知能指数」(1995年)が多くの人に読まれたこともあって、日本では一般的にはイメージしやすい「EQ」が使われるようになりましたが、現在でも学術用語としては「EI」が使われています。