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SEQの構成

3つの知性・8つの能力・24の素養

Student EQ では、EQ理論に基づいて受診者の行動傾向を「3つの知性」「8つの能力」「24の素養」に分けて診断しています。
EQという能力は主に対人場面で発揮される能力です。このことを「自己の側面」「他者に働きかける側面」「他者の情動を把握し、その場の状況を把握する側面」の3つの面からとらえ、その傾向を把握できるようにしています。
なお、これらは社会人向け検査である「EQI」と全く同一の構成です。

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心内知性

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「心内知性」は、EQの発揮に関わる「自己の側面」をあらわしています。自らの状態を把握し、適切な状態に調整していこうとする働きと言うことができます。
「心内知性」は、自分の情動の状態を客観的に把握する「自己認識力」、怒りや不安・おそれなどの否定的な情動を抑えたり調整する「ストレス共生」、肯定的な情動を自らつくりだし、それを維持・活用する「気力創出力」の3つの能力で構成され、さらに11の素養に分かれています。


対人関係知性

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「対人関係知性」は、「他者に働きかける側面」をあらわしています。自分の考えや気持ちを適切かつ有効に相手に伝えようとする働きと言うことができます。
「対人関係知性」は、自分が感じていることや考えていることを的確に伝えるために自分を表現する「自己表現力」、相手の考えや意志を尊重しながらも、自分の考えや意志を主張したり守ったりする時に発揮される「アサーション」、人間関係で生じるトラブルに解決策を見いだしたり未然に防ぐための行動をとる「対人関係力」の3つの能力で構成され、さらに7つの素養に分かれています。


状況判断知性

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「状況判断知性」は、「他者の情動を把握し、その場の状況を把握する側面」をあらわしています。周囲の状況を観察したり、相手の様子や表現を受け取り、立場を理解する働きと言うことができます。
「状況判断知性」は、相手が何を感じ、何を考えているかを、受け取ろうとする「対人受容力」、相手の情動を理解し、感じ取る、他者との信頼関係の基盤とも言える「共感力」の2つの能力で構成され、さらに6つの素養に分かれています。 。